Kiriの競馬王への道程

競馬に関してあれこれ書きます

NHKマイルカップ2022 予想考察

お久しぶりです。
今回は久々の競馬予想記事を書きたいと思います。
というのも、私は得意な条件と苦手な条件がはっきり分かれており、特に中京芝・中山芝ダートに関しては全くと言っていいほど当たりません。
本当に悲しいです。悲しいほど当てる自信がありません。
しかしながら、府中芝マイルだけは格段に相性が良く、特にこの5月の府中5週連続G1開催でのマイルG1戦においては過去幾度も大きな馬券を的中させてきました。
特に予想がハマった実績は下記のようになっています。

16安田記念サトノアラジン7人気1着
単勝12.4倍、三連複435倍的中
18ヴィクトリアM◎ジュールポレール8人気1着
単勝19.4倍、馬連40.9倍、三連複88.5倍的中
19安田記念◎インディチャンプ4人気1着
単勝19.2倍、三連複36.9倍的中
19NHKマイル◎アドマイヤマーズ2人気1着
馬単224.4倍的中


その他にも、この5週連続G1開催におけるマイルG1では数々の本命馬が着内を確保しており、もう私はこの開催でとにかく勝ちまくるしか一年の収支バランスを整える術がないのです。

よって今週から、マイルG1に関してはなるべく考察記事を書き公開して自分にもプレッシャーをかけていこうと思った次第です。





【レース条件・傾向】
東京芝1600は向正面からのワンターン。
3コーナーまでが長く、先行馬であっても極端に大外枠が不利な条件ではありません。
最後の直線は400m以上あり、急坂もあるため速い上がりとある程度のタフさが求められます。
意外にも、一瞬の脚しか使えないような仕掛けどころの難しい馬でもこの条件で好走しております。
代表的なところで言うと16安田記念で8番人気1着、翌年も8番人気2着と激走したロゴタイプや、19安田記念でアーモンドアイを下したインディチャンプなどが挙げられます。

また、血統面で言うとクロフネに代表されるヴァイスリージェント系は相性が良く、またサンデー系×ミスプロ系の王道配合、サンデーサイレンス系のディープインパクト産駒や特にダイワメジャー産駒は非常に相性が良いです。
加えて近年では、Danzig(ダンチヒ)の血を持つ馬が好走傾向にあります。
シュネルマイスターやケイアイノーテックなどの過去の勝ち馬はもちろん、人気薄で馬券内に激走したカテドラルやリエノテソーロ、その他にもギルデッドミラーやギベオンなどが挙げられます。
逆にキングカメハメハ産駒は意外にも好走例が少なく、過去10年で連対馬ゼロとなっています。

荒れる結果も多く、特に前走2着以下に敗退している馬が人気を落として好走した例や、2歳時にマイル実績がありながらも3歳では中距離路線を使い成績が落ち込んでいた馬が再度の距離短縮で激走した例、更にダート短距離血統の馬や前走からの距離延長が嫌われた馬が激走している例も多いです。

とにかく人気通りに決まらない難解なレースではありますが、以上のような点から好走が期待できる馬はある程度絞れてきそうです。





【要注目馬】
・プルパレイ
イスラボニータ、母父フサイチペガサスの血統。
父サンデー系×母ミスプロ系の王道配合、母系にはダンチヒの血も入っています。
特にこのレース非常に成績の良いミルコ・デムーロ騎手とも手が合っており、イメージとしては20年覇者ラウダシオンに近いか。
ベストは1400m寄りだろうが、このレースは1400〜1600ベストの馬が好走しやすい条件。
実績がありながらも人気は落ち着きそうですし、頭もあると期待したいです。
懸念点としては、ややワンペースなところが見受けられる点と、デムーロ騎手が語っているように気性面で不安があるところです。
またこの馬にとって大外枠はマイナスで、内に潜り込めず外を回して距離ロスの多い競馬になってしまう可能性がある点も考慮すべき点です。


マテンロウオリオン
ダイワメジャー、母父キングカメハメハの血統。
言わずもがなダイワメジャーはこのレースで非常に相性の良い種牡馬、更に父サンデー系母父ミスプロ系の王道血統でもあり、最内枠もある程度前目につけて競馬したい当馬にとっては絶好と言えるでしょう。
鞍上の横山典弘騎手はアエロリットで当レース優勝経験があり、信頼できるジョッキーです。
前走は直線入口では抜群の手応えで、素晴らしいキレ脚であっという間に先頭に並びかけましたが、そこからはもう一つといった感じでジャングロを交わしきれず2着惜敗という内容。
脚の使い所が難しい印象で、一瞬の脚は素晴らしいものの伸びの持続力に欠ける点があります。
ただこういった馬は前述の通り府中マイルでは意外と合致するパターンが多く、当馬もまさにインディチャンプに似た脚を持っている印象です。
内から前目につけて脚を溜め、直線半ばでスパートを欠ける競馬ができれば抜け出しアッサリも可能と見て、当馬も頭候補として重い印を打ちたいと思います。


・セリフォス
ダイワメジャー、母父ルアーブルの血統。
ルアーブルはフランスのダービー馬で、産駒にフィリーズレビュー勝ちのプールヴィルがいます。
母の血統構成にブラッシンググルームがおり、ヘイローのクロスも持ち合わせています。
これは同じダイワメジャー産駒で当レースを制覇したメジャーエンブレムやアドマイヤマーズの母系血統と共通しており、当馬もまさに第二のアドマイヤマーズといったようなスピードとキレを持っています。
前走は押して出していったために前半掛かり気味になってしまい、それまでのレースで見せていた最後の直線でのキレが上手く発揮できませんでしたが、それでも他の先行馬が崩れる後方有利な展開にも関わらず2着に粘るという負けて強しの競馬。
折り合いが難しい点があるもののG1でペースが流れるのはプラスで、長期休み明けの点も2歳戦で2ヶ月以上の休み明けを何度も経験しており、当馬にとっては気になる点では無いものと見ます。
実績、完成度の面では当レースNo.1と言っていいでしょうし、当日一番人気が予想されますが着内は鉄板級だと思います。
当馬も頭候補として予想しますが、不安点としては2歳戦で仕上げ3歳戦で一気に成績が落ちる傾向のある中内田厩舎という点か。
その点で前述の2頭に足元を掬われる懸念がありますが、複系の馬券では安心して軸にできる一頭だと思います。



【注目馬】
・アルーリングウェイ
ジャスタウェイ、母父フレンチデピュティの血統。
桜花賞では掲示板を外したものの、勝ち馬とは0.2秒差と僅差での敗北。
1勝クラスの万両賞では前述のマテンロウオリオンとタイム差なしの2着であり、血統的にも府中マイルでは外せないヴァイスリージェントの血を母系に持っています。
55㌔の斤量を経験している点も強みで、上手く先行して前目で粘り込む競馬を期待したいです。


・オタルエバ
リオンディーズ、母父リダウツチョイスの血統。
母系にダンチヒがおり、このレースでは外せない血統です。
本質的にはスプリンター寄りの1400mベストといった印象で、マイルは若干長いイメージがあります。
そのため外枠に入ってしまった点はマイナス材料。
しかし当レースではスプリント寄りの血統でも乗り方次第で上位に来れる展開になることが多く、全く人気が無い点ものの配当的な妙味はかなりありそうです。


・タイセイディバイン
ルーラーシップ、母父ダンスインザダークの血統。
当馬も母系にダンチヒを持っています。
距離短縮した前々走から一変しており、後方から確実に追い込み連続2着を確保しています。
ルーラーシップ産駒は総じて大箱向きですし、松若騎手の継続騎乗もプラスです。


・ソリタリオ
父モーリス、母父キングカメハメハの血統。
こちらは父系にダンチヒを持っています。
前走は10着と大敗したものの、中山のコース形態と初の1800mが合わない面があったか。
左回りのマイル戦では未だ連対を外しておらず、内枠に入ったこともプラスです。
前走着順と鞍上により大幅な人気落ちが予想され、配当妙味もありそうです。



【危険視している馬】
・ダノンスコーピオ
ロードカナロア、母父スリゴベイの血統。
母系がサドラーズウェルズ系であり、父ロードカナロアに母系がサドラーズウェルズの血統構成は他にサートゥルナーリアやキングオブコージ、パンサラッサなどがいます。
これから見ても距離は長い方が良いでしょうし、本馬も本質的なベストは1800m〜2000m辺りでしょう。
阪神や中山の小回り急坂コースでのタフさを活かしたレースはピッタリですが、府中マイル戦でのスピード決着はベストとは言い難いと思います。
セリフォスに次ぐ人気を集めそうですし、ここは思い切って軽視する予定です。


・ジャングロ
父モアザンレディ、母父ブロードブラッシュの血統。
米国スピード型で固めたような血統で、本馬も適正はスプリント戦でしょう。
当レースはスプリントがベストの馬でも上位に来れるイメージがあるが、当馬に関してはスピードで押し切る競馬で逃げ切るレースでどこまでといったところ。
溜めて良さが出るタイプではないように思いますし、マイル戦でも阪神や中山での小回りコースで良いタイプだと思います。


・ダンテスヴュー
キングカメハメハ、母父フレンチデピュティの血統。
キングカメハメハ産駒は直近の当レースでは連対がなく、更に初のマイル戦もマイナスでしょう。
ペースが流れることが予想される中で、どれだけマイルのペースに道中ついていけるでしょうか。
速い上がりは使えるものの、マイルG1戦となると他馬に比べても秀でているとは思えません。





【予想印】
◎プルパレイ
○セリフォス
マテンロウオリオン
☆タイセイディバイン
△アルーリングウェイ
△ソリタリオ
△オタルエバ
その他➜2、5、6、11、13、18

◎はプルパレイ。
一発あるとすればこの馬に期待したいですし、デムーロ騎手も非常に相性が良いです。
○はセリフォス。
ここでは力上位ですし、次戦の安田記念に向けても3着以内は確実に確保したいところ。
▲はマテンロウオリオン。
マイル戦では世代上位でしょうし、枠も絶好ですので期待したいです。

上記の3頭は頭の馬券を買いたいと思います。
以下☆△を2列目で並べた馬単や、もう少し手広く広げた複系の馬券を中心に購入する予定です。





以上が2022NHKマイルカップの予想考察です。
本当にこの期間でしか年収支を回収できる機会がないため、何とか回収率を上げていきたいと思っています。
ご購読ありがとうございました!